大相撲名古屋場所が始まりました。
今場所は大関稀勢の里の綱とりが注目されていますが、初日、二日目は非常に重圧のかかる中、攻め急がない落ち着いた相撲内容で連勝。
上々のスタート切った稀勢の里ですが、今日は栃煌山の突き落としに敗れ、前半戦での痛い1敗目を喫しました。稀勢の里は栃煌山のもろ差しを防ぐため、低い前傾姿勢を意識していたと思うのですが、相手の頭が下がった一瞬の勝機を栃煌山は逃しませんでしたね。
そして横綱日馬富士も高安の上手ひねりに敗れました。日馬富士は名古屋場所は現在2連覇中ととても相性が良く、私も「今年の名古屋も優勝争いの先頭をいくのでは」と予想していました。
しかし、今日は前頭筆頭の高安が立ち合いから終始横綱を圧倒し、これで対日馬富士戦は2連勝。取組後、日馬富士はいつも以上に悔しそうな表情をしていたのが印象的でした。ゲンのいい名古屋場所で復活優勝を当然狙っていると思いますから、三日目にしての黒星は相当痛かったのではないでしょうか。逆に高安は昨日の白鵬戦も粘りのあるいい相撲内容でしたし、今場所は体も動いていて、三賞候補となる活躍をしそうです。
「そうなると今場所もまた白鵬の独走か」と思いきや、白鵬も昨日今日とすんなり攻め切れない相撲内容で、今場所は先場所のような安定感や動きのキレがないように見受けられました。今場所は思わぬところで星を落とすという可能性もあるかも知れません。
今場所は優勝ラインも13勝くらいになるのではと予想します。
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