「大相撲名古屋場所　七日目」

大相撲名古屋場所七日目、今場所十両にはエジプト出身の大砂嵐、アマチュア横綱、国体横綱とビッグタイトル2つを制して鳴り物入りで入門した遠藤など、今後楽しみな力士が上がってきています。 その注目の大砂嵐はここまで5勝1敗と好調の豊真将。豊真将は幕内上位常連の実力者ですが、手首や肩の怪我の影響で先場所は十両の一番下まで番付を下げていました。先場所は9勝6敗という成績で幕下陥落を免れたわけですが、やはり本来の相撲が取れるようになれば、十両では格が違います。今日も立ち合いで素早く左前ミツを取り、腕力が強い大砂嵐に上手を与えない巧い攻めを見せ、勢いにのっているこの若手を退けました。豊真将、年齢も32歳とベテランの域に入っていますが、また幕内で活躍してほしい力士ですね。 敗れた大砂嵐もやはり腕力や体幹のパワーは相当なものを持っているので、相撲を覚えたら今後かなり面白い力士になると思います。 十両は豊真将、遠藤ともに6勝1敗とし、今場所はこの両者が最後まで優勝争いを展開するのではないでしょうか。