大相撲夏場所十二日目、白鵬が稀勢の里を破り1敗を守り、これで1敗白鵬、2敗で稀勢の里、勢という展開になりました。これで今場所は白鵬の29回目の優勝がほぼ決定したとみていいと思います。
稀勢の里にとっては今日を入れて4日間、全て勝てば自力優勝できたわけですから、非常に大きなチャンスの場所でした。しかし、その前に立ちはだかったのがまたしても白鵬でした。
今日の相撲に関しては稀勢の里は完全に立ち合いの失敗だったと思います。稀勢の里の立ち合いの呼吸がずれたところを白鵬は見逃しませんでした。その前、立ち合いで2回の待ったがあったことも、影響があったのかもしれません。
最近は両者の立ち合いが合わないことも多く、何かスッキリしない相撲内容が続いています。これまで数々の心を揺さぶる名勝負を見せてくれた両力士だけに、こういった立ち合いの駆け引きで、消化不良のまま勝負が決まってしまうことが本当にもったいないと感じます。どちらが勝つにしても、以前のように死力を尽くして力を出し切った相撲を見せてくれれば、大相撲ファンきっと納得するのではないでしょうか。
「勝負はそんな甘いもんじゃない、立ち合いの駆け引きも含めて大相撲なんだ」と言われればそれまでなのですが・・
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