大相撲夏場所千秋楽、白鵬が本割で日馬富士を破り、29回目の優勝となりました。
おそらく、会場にいたお客さんもテレビで観戦していた方も、相撲ファンは皆、白鵬―稀勢の里による優勝決定戦を期待していたと思いますがそれは実現しませんでした。
そして今場所も十二日目のブログで書いた優勝予想は的中しました。何故か毎場所、「優勝争いをしている力士」の対稀勢の里戦の結果次第で優勝予想が的中することが多いのです。不思議ですね。ちなみに場所前のブログに書いた「鶴竜の連続優勝はない」という予想も当たりました。
豪栄道は8勝、栃煌山は10勝と両関脇は共に勝ち越しました。関脇以下ではやはりこの両力士の地力の高さは際立っています。
負け越しはしましたが、嘉風、遠藤は横綱を倒すなど場所の前半戦を大いに盛り上げてくれました。今場所幕内に戻った豊真将もいぶし銀の相撲内容で、来場所再び上位へ戻ってくるので楽しみです。
三賞は技能賞は該当者なし、殊勲賞豪栄道、敢闘賞は勢、佐田の海という顔ぶれ。今場所新入幕の佐田の海はこれで史上初の親子揃って新入幕敢闘賞受賞となりました。佐田の海は軽量ですが、非常に動きがよく、投げ技、足技と技の思い切りもいい力士です。和製技能派力士として、来場所もまた、その個性を出して活躍してほしいですね。
次の名古屋場所も「白鵬を倒すのは誰か」という点が焦点になります。十二日目までに白鵬が2敗するような状況にならなければ、来場所以降も今場所と同じような展開が続くと思います。
↧