昨日は1422ラジオ日本、「岩瀬惠子のスマートNEWS」にゲストとして呼んでいただき、大相撲九州場所の後半戦展望についてお話ししました。
九州場所は九日目を終え、全勝は鶴竜、1敗で白鵬、稀勢の里、旭天鵬が追うという展開です。ここまでの相撲内容と白鵬が1敗しているという状況を考えれば、現段階では鶴竜が優勝する可能性が最も高いと思います。
しかし、今場所は稀勢の里が1敗で追走していますので、これはどうなるかは分かりません。稀勢の里は1敗を死守している限り、逆転初優勝の可能性も十分にあるわけです。そのためにはもう1つも星を落とすことはできませんし、白鵬、鶴竜との直接対決を制すことが絶対条件になります。
そして今日は日馬富士―稀勢の里戦という一番があります。序盤戦は連敗などもあり、若干調整不足の感もあった日馬富士ですが、五日目からは5連勝と徐々に調子を取り戻しつつあります。両者の対戦は最近では稀勢の里の方に分がありますが、ポイントはやはり立ち合いでしょうね。スピードのある日馬富士に立ち合いで先手を取られれば、その後の展開は後手に回ってしまいますので、稀勢の里は立ち遅れず、得意の「左おっつけからの左四つ」、あるいは「左はずを主体とした突き押し」、この相撲をいかに徹底することができるか、それが勝敗の分かれ目になると思います。
↧