「大相撲夏場所　初日」

今日から大相撲夏場所が始まりました。どの場所でも初日というは独特な緊張感があるのですが、今回は初日にして白鵬が敗れるという波乱が起こりました。 対戦相手の逸ノ城は白鵬とは同じ右四つの力士。逸ノ城は過去の対戦では十分な右四つになっても、格段に相撲の巧さが違う白鵬には全く歯が立ちませんでした。 過去の相撲内容を見ても、取組前はなかなか逸ノ城が勝つイメージも湧かなかったのですが、今日は立ち合いで白鵬に左の浅い前褌を取られた逸ノ城はすぐに右の差し手を抜き、タイミングのいい小手投げを打ち、白鵬のバランスを崩しました。 おそらく白鵬の左前褌が厳しかったので、とっさに腕を抜いたのでしょうが、結果的にそれが功を奏しました。逸ノ城の相撲勘の良さが光った一番だと思います。 強靭な足腰を持つ白鵬があの小手投げでバランスを崩すというのも、少し意外ではありましたが、やはり本場所の一番というは「何が起こるか分からない」という事ですね。