大相撲夏場所八日目を終え、全勝はなし、1敗で白鵬、日馬富士ら6人が並ぶ展開となっています。最近では白鵬の独走が続き、中日を終えた段階で「今場所も白鵬」という雰囲気になっていましたが、今場所は久々の混戦となりそうです。
平幕で1敗の高安、魁聖もそれぞれいい内容の相撲が続いているので、このまま優勝争いに絡んでいきそうですし、何と言っても大関昇進の可能性がある照ノ富士が1敗をキープしていることが場所を盛り上げています。
照ノ富士は初日は星を落とし黒星スタートでしたが、その後は持ち前の粘り腰を活かした相撲を発揮しています。今場所も先場所同様、相撲に勢いを感じますね。このまま1敗をキープできれば、当然優勝も視野に入ってくると思いますが、後半戦、優勝争いのカギを握るのは2敗の稀勢の里でしょう。
稀勢の里は白鵬、日馬富士、照ノ富士と1敗力士との対戦も残っていますし、稀勢の里自身も2敗で優勝圏内です。1敗力士の対稀勢の里戦の結果次第で、今場所の優勝争いの展開も大きく変わってくると思います。
十両では若の里が十両残留を決める4勝目を上げました。序盤戦で1勝4敗となった時には少し心配しましたが、6日目から3連勝で星を五分に戻しました。前半戦の負けを引きずらず、しっかり立て直してくるあの粘り強さは若い頃のままです。これで次の名古屋場所は39歳で土俵に立つことになります。まさに相撲界の鉄人。恐るべし相撲耐用年数!
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