大相撲九月場所、五日目を終え全勝照ノ富士、栃煌山、1敗で鶴竜他6人が追う展開となっています。
今場所は横綱の日馬富士が休場、優勝最有力だった白鵬も三日目から休場と波乱の序盤戦となりました。日本人力士にとってはまたとないチャンスの場所だと思います。
そんな混戦の中、上位陣でも抜群の安定感があるのが照ノ富士。ここまで相手を寄せ付けない圧倒的なパワー相撲でトップを走っています。ここ数場所の安定感から考えても、白鵬が休場したい今、優勝候補の筆頭と見て間違いないと思います。ただ、今場所は、立ち合いで頭で当たってくる力士に対してこれまで以上に張り差しを多用していますから、対戦相手もそのすきを狙いたいところです。
栃煌山も稀勢の里との全勝対決を制して5連勝。今場所も先場所同様、馬力の強さが光っています。鶴竜のように横への動きが俊敏な力士に対して、しっかり対応できるかどうかが、今後のポイントになると思います。照ノ富士―栃煌山戦は今場所の優勝を占う意味でも大一番となりそうですね。
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