4月25日、ちゃんこ巴潟両国店にて、「語る!大相撲名勝負列伝」の収録が行われました。
番組は「激突!若貴VSハワイ勢」といった内容で、元三代目若乃花の花田虎上さんと、元武蔵丸の武蔵川親方、元NHKアナウンサーの緒方喜治さん、テレビ東京水原恵理アナウンサーと一緒に90年代~2000年代にかけての大相撲を振り返りました。
この時代は規格外の肉体とパワーを持ったハワイ勢の力士と、それに対抗する若貴をはじめとする個性的な日本人力士が毎場所しのぎを削り、優勝を争っていた時代です。この明確な構図が観る者を強く引きつけたこの時代は、大相撲史上最高に面白い時代だったと思います。
私も花田さんや武蔵川親方とは同時期に相撲を取っていましたが、お二人とも遥か雲の上の存在でしたから、現役時代は一度も会話したことはなく、今回初めてお話しをさせていただきました。
「若貴VS武蔵丸」のあの長年にわたる激闘の裏に隠されたエピソードや、貴乃花親方、曙さんとのエピソードなどを沢山聞かせて頂いて、こんな凄い人たちと同じ時代に相撲を取ることが出来て本当に良かったと、あらためてそう感じました。
また、現役力士に対してはお二人とも結構辛口で、特に横綱白鵬に対しては色々な想いがあるように見受けられました。
そして、今回の収録を通して感じたことは、花田さん、武蔵川親方とも、「稀勢の里にはかなり期待している」ということです。期待が大きいだけに、その分苦言も沢山出ていましたが(笑)
番組の最後にはお二人から、「絶対に優勝して横綱に上がってほしい」と稀勢の里に対し熱いエールが送られていました。
放送は5月7日、BSジャパン16時~18時の予定です。
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