九州場所7日目、十両の土俵では今場所新十両の徳勝龍、勢が共に7連勝。
両者とも新十両とは思えないほど、落ち着いた相撲内容が続いていて、早くも勝ち越し大手となりました。
幕下で十両昇進を決めた時はもちろん嬉しいものですが、本当の意味で一番喜びを感じるのは、新十両で勝ち越した時だと思います。
十両に上がれば地元に後援会が出来て、その他にも色々な後援者、関係者の方から化粧回しや、お祝いを頂いたりするわけですから、どの力士も皆「一場所で幕下に落ちるわけにはいかない」と、その地位に上がった喜びよりも地位を守るプレッシャーの方が強いのです。私も新十両で勝ち越しを決めた時は幕下時には味わったことのない、強烈な安堵感を感じました。新入幕や新三役よりも、幕下との立場が圧倒的に違う「新十両」での勝ち越しの方が、喜びは強かったですね。
徳勝龍、勢とも当然「あと一番」という思いは頭にあると思いますので、このままストレートで勝ち越しを決めるのか、相撲内容に何かしら影響が出るのか注目したい。
↧