大相撲名古屋場所十一日目、白鵬、日馬富士が全勝を守り、1敗魁聖が敗れたため、優勝争いは二人に絞られました。
今日はなんと言っても、日馬富士―稀勢の里戦。日馬富士、気迫を前面に出した激しい相撲内容で、稀勢の里に対して強烈な張り手を三発繰り出す。「今日は絶対に負けられない一番」という迫力が画面から伝わってきました。
力士は張り手にも「利き手」があって、日馬富士の場合は「左」です。最近の日馬富士は相手との間合いが空くと、よくこの左からの張り手を使います。
張り手は決まれば強烈ですが、脇が空いて相手に中に入られるリスクもあるのですが、日馬富士は左で張った後、そのまま左を差す一連の動きが速いので、毎回張り手が効果的に決まっていますね。
逆にこういう相撲を取られた稀勢の里の胸中は間違いなく穏やかではないでしょう。来場所、この両者の対戦は相当熱い内容になりそうなので、非常に楽しみです!
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