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Channel: 尾崎勇気のオフィシャルブログ
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「鳴戸部屋の朝稽古」

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今日は鳴戸部屋の朝稽古を見学に行きました。 現役の頃は稽古は日常でしたが、相撲界を離れて久々に朝稽古に行くと、稽古場の独特の緊張感と、その稽古の激しさに背筋が伸びる思いがします。 巨漢の幕内力士同士が目の前で激しくぶつかる迫力は本当に凄くて、自分でも「よくこんなことをやっていたな」と毎回見ていて感じます(笑) 10161201.JPG 今日は高安ー隆の山、稀勢の里―高安の三番稽古を見ることが出来ました。「三番稽古」とは相撲界の稽古方法の一つで、「三番」相撲を取るという意味ではなく、同じ相手と何十番も繰り返し行う稽古です。高安、隆の山ともに好調で動き良く、いい内容の稽古をしていました。 中でも高安は22才とまだバリバリの若手ですので、稽古量も多く、仕上げのぶつかり稽古でも、がっちりと稽古をつけられていました。 稽古をつけられている高安はもちろん苦しかったと思いますが、親方や他の関取衆がふらふらの高安に常に発破をかけていて、「高安を引き上げてやろう!」という皆の熱い気持ちが伝わってきました。高安は一回り体も大きくなっていましたし、これだけ稽古しているのですから、三役昇進もそう遠くはないでしょうね。 そして大関の稀勢の里は巡業初日に足首を捻挫したいう報道があったので体調面が心配だったのですが、そんな不安を全く感じさせない充実した稽古内容でした。 とにかく攻めも早いし、常に膝が曲がっていて、高安の激しい突っ張りに対しても前傾姿勢を崩しません。176キロの体重をあれだけコントロールできるのですから、「やはり大関の地力は違うな」と感じました。高安も最近は力をつけてきていましたから、もう少し善戦することできると思っていたのですが、稀勢の里の25勝2敗、相撲内容を見てもまだまだ相当力の差はありましたね。 稀勢の里、次の九州場所では念願の「初優勝」を達成してほしいです。

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