大相撲夏場所十日目、今日も白鵬、稀勢の里ともに全勝を守りました。
稀勢の里は琴欧洲相手に、非常に落ち着いた相撲内容を見せました。過去の対戦では、立ち合いから琴欧洲に二本差しを許し、一気に持っていかれるという相撲もありましたが、今日は終始しっかりと脇を締め、おっつけて相手の差し手を許しませんでした
稀勢の里はここまで見る限りでは気迫、冷静さのバランスをいい状態に保っていて、いつもの場所以上に相撲に安定感があります。これはいよいよ7年半ぶりの日本人力士の優勝の可能性が高まってきました。
その稀勢の里の前に立ちはだかる最大の壁はやはり白鵬。今日も立ち合い右を差しの豪栄道に素早く左とったりで対応して、相手に全く相撲を取らせませんでした。十三日目か十四日目に組まれるであろう、白鵬ー稀勢の里戦は、今までにない最高の盛り上がりを見せるでしょうね。
鶴竜も1敗、日馬富士も後半に入って本来の攻めの相撲が復活して2敗を守っています。上位陣が安定している今場所は優勝争いが本当に面白い!
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