この度、今年平戸で新たに開発された「平戸アゴだしちゃんこ鍋」の広報大使として、普及活動のお手伝いをさせて頂くこととなりました。
12月21、22日には平戸市交流広場にて、平戸ちゃんこイベント、「平戸鍋ざんまい喰らいMAX」が行われます。それに伴い、平戸市の広報誌にも10月号から連載を始めることとなりました。
「平戸ちゃんこ」の胆となるのが何と言ってもアゴ出汁。「アゴ」とはトビウオのことで、九州や日本海側ではこの別名で呼ばれています。
私の実家も毎年秋になると、アゴの加工製造を行っていて、子供の頃、兄と二人でよくその手伝いをしていました。
大量のアゴを何往復も運んだり、炭火焼きするための土台を作ったりと、子供にとってはなかなか重労働で大変でしたが、
思い返せば力士としての基礎体力を作る上で、これらの作業が非常に役に立ったと思います。
出汁として使用する焼きアゴは全国的にも有名ですが、私が一番好きだったのは塩アゴのお茶漬けです。
塩の効いたアゴはお茶漬けとの相性も抜群で、力士時代、生月に帰郷した時は必ず母や祖母にこのアゴ茶漬けを作って貰っていました。今でも、毎年秋になると無性に食べたくなる一品です。
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