大相撲春場所十四日目、昨日に予想した通りの展開となりました。明日は鶴竜が琴奨菊を破り、すんなり優勝と横綱を手に入れるでしょう。
稀勢の里戦での立ち合いの緊張感と気迫、豪栄道、栃煌山戦で見せた抜群の反応の速さと、今場所も「ここ一番の集中力と強さ」を見せていた横綱白鵬ですが、昨日、今日は完全に受け身の相撲で、あの強い白鵬がまるで別人に変わったかのような相撲内容でした。
その白鵬とは対照的に、肩の怪我の影響かどうかは分かりませんが、十二日目を終え6勝6敗だった琴奨菊はここ2日間は見違えるような力強い相撲を見せ、横綱との2連戦を制し、今日勝ち越しを決めました。
目の肥えたファンの方は明日は稀勢の里―豪栄道戦に注目するのではないでしょうか。来場所の大関昇進のためには絶対に勝っておきたい豪栄道に対し、大関としての意地と存在感を見せたい稀勢の里。気迫溢れる充実した相撲内容で大阪場所を締めくくってほしいですね。
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