大相撲名古屋場所十日目、全勝は白鵬、1敗で琴奨菊、平幕の高安という展開になりました。
明日の白鵬―豪栄道戦は今場所の優勝に関わる大きな一番となります。稀勢の里が3敗している以上、明日豪栄道が破れ3敗となれば、白鵬優勝の可能性は高くなるでしょう。
今場所の豪栄道は稀勢の里戦、今日の鶴竜戦と電車道で相手を圧倒する相撲を見せており、最近では最も状態が良さそうに感じます。明日の白鵬戦も波乱を起こす可能性は十分にあると思います。
もし明日、豪栄道が白鵬を破れば、白鵬は稀勢の里戦が残っていますから、今場所は2敗力士まで優勝の可能性がでてくることになり、大混戦の終盤戦となります。
そして今日は大砂嵐―照ノ富士戦に注目していました。大砂嵐、今日も立ち合いは得意の「カチ上げ」でいきましたね。普通、かち上げというのは、頭で当たってくる力士に対して効果がある立ち合いです。照ノ富士のように、胸から、しかも顎を上げて当たってくる力士に対しても、
かち上げでいくとは・・大砂嵐、ある意味ぶれない力士です。ここまでカチ上げに固執する力士は過去見たことがありません。
でも、あの角度でかち上げても、相手にはあまり力は伝わらないでしょうね。それでも、肘が相手の顔面に入りますから、「相手の平常心を失わせる」という面では効果はあると思います。大砂嵐はこの先強くなれば、存在感のある、いいヒール力士になりそうで楽しみです。
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