大相撲九州場所十三日目、1敗白鵬、2敗鶴竜という展開に変わりました。
昨日、稀勢の里が敗れたことで、優勝争いは白鵬、鶴竜の二人にに絞られたとみて間違いありません。千秋楽は「稀勢の里や栃ノ心も含めた優勝決定戦になれば面白くなる」と期待したのですが、どうやらそれはなさそうです。
今日は逸ノ城―栃ノ心という非常に楽しみな取り組みが組まれました。両者は過去、十両時代に3度対戦していますが、いずれの対戦も右四つに組んで栃ノ心の勝利。そして今回も期待通りの四つに組んでの力相撲を見ることができ、館内も大いに沸いていました。
過去の対戦では「右四つ」ならば一日の長がある栃ノ心が勝負を制していました。しかし、やはり「怪物」と言われている逸ノ城。栃ノ心の再三の寄りを堪え、粘りに粘って最後は反対に寄り返しましたね。これまでは負けていた「右四つがっぷり」の体勢で栃ノ心に勝利したわけですから、ここ数場所で確実に成長、進歩しています。
その逸ノ城の明日の相手は稀勢の里。先場所は逸ノ城の大胆な立ち合い変化により、残念な内容になってしまった両者の対戦ですが、今場所は逸ノ城も変化はしないと思います。力を出し切る、いい内容の相撲を期待しています。
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