今日は「柏英樹のG PLUS SPORTS」にゲストとして呼んで頂きました。話題はもちろん、昨日千秋楽を迎えた大相撲夏場所です。
柏さんも竹山さんも、まさか「照ノ富士が優勝するとは!」と最後の結末には驚かれていました。これまでの場所を考えれば、私も「最後は白鵬」という展開を予想していたので、結びの一番での日馬富士との一番は予想外の意外な結末でした。そしてその結末に至ったのは、白鵬の十二日目の豪栄道戦、十四日目の稀勢の里戦の敗戦だと思います。
とくに稀勢の里戦での黒星の影響は大きかったのではないでしょうか。この1戦で、今場所の流れが大きく変わりました。これによって、照ノ富士優勝の可能性と、一度は消えかけていた「今場所後の照ノ富士大関昇進」への話題が再び復活したわけです。日馬富士、鶴竜、そして照ノ富士と、モンゴル人力士は皆、チャンスをほぼ1発でものにしますからね。
それにしても照ノ富士は先場所新三役で、三役2場所目で大関昇進を決めたわけですから、その成長の速さには驚かされます。初土俵から25場所での優勝は貴乃花、朝青龍に次ぐ歴代3位の記録です。若さ、身体能力の高さ、勝負強さと、これからまだまだ伸びる力士だと思います。
幕内では照ノ富士、逸ノ城と若い世代の力士が着実に力をつけています。次の名古屋場所は、白鵬がまだまだ第一人者として君臨するか、それとも白鵬1強時代の終焉となるか、大きな分岐点になるではないでしょうか。
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