大相撲夏場所十二日目、1敗の稀勢の里、3敗把瑠都、琴奨菊がたて続けに敗れ、優勝争いは大混戦となってきました。
そしてここにきて序盤戦で4敗目を喫し、今場所の優勝争いからは脱落したかに思えた横綱白鵬の優勝の可能性が再び浮上。もしかすると1996年以来の千秋楽優勝決定トーナメント戦の可能性も出てきました。この1996年のケースでは、幕内5人がトーナメント戦を行い、最後巴戦を制した武蔵丸さんが優勝。優勝決定戦自体は一年で1~2回はありますが、幕内で3人以上の決定戦となると10年に1回観ることができるかどうかというくらい、非常に珍しいことです。今回もそうなれば、観る側にとっては最高に盛り上がる千秋楽になりますね。
それにしても稀勢の里、白鵬把瑠都戦を前に痛い1敗。初優勝への気負いも多少あったのかもしれませんが、今日は栃煌山の集中力、厳しいもろ差しのから攻めを褒めるべきでしょうね。
稀勢の里の明日はいよいよ白鵬戦。今場所、ここまでで最大の山場となる一番。初優勝へ燃える稀勢の里、じりじりと復調してきている白鵬。熱戦を期待しましょう!
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