大相撲秋場所千秋楽、日馬富士が2場所連続の全勝優勝を果たし、場所後の横綱昇進を確実にしました。
三賞は殊勲賞が栃煌山(初)、技能賞が妙義龍(4回目)という顔ぶれ。テレビでも言っていましたが、私も敢闘賞に今場所の日馬富士戦で一番健闘し、11勝の星を上げた隠岐の海の名前が出てもよかったと思います。
そしてもう一人、今場所前半戦を盛り上げた高安は「今日勝てば敢闘賞」と言う条件付きでしたが、残念ながら受賞はなりませんでした。高安は今場所は初日から8連勝し、その相撲内容も積極的に前へ出る素晴らしいものでした。来場所の上位陣との取組では、一皮むけた高安に期待したいです。
その高安と今日対戦したのが、同じ平成2年生まれの舛ノ山。三賞をかける高安、勝ち越しをかける舛ノ山、お互い「負けてたまるか」という気迫が伝わってくる、今日の千秋楽の取組では一番熱の入ったいい相撲内容だったと思います。舛ノ山の相撲は毎回思い切りの良さとがむしゃらさが画面から伝わってきますね。
来場所はこの舛ノ山も前頭の上位に上がってきますから、また対横綱大関戦で楽しみな力士が一人増えます。更に押しに磨きをかけて上位でも大暴れしてほしいです。
そして来場所は10勝を上げた千代の国が再入幕します。千代の国の相撲はとにかく荒々しく、どんな不利な体勢になっても諦めずにそこから強引に投げにもっていこうとするので、この力士の相撲は見ていても本当に面白いです。来場所、幕内前半の土俵を盛り上げるのは間違いないでしょうね。彼が幕内上位に上がってくれば、白鵬や日馬富士戦はかなり激しい相撲内容になると思いますので、今から待ち遠しいです。
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