九州場所13日目、幕内では横綱白鵬が21回目の優勝を決めました。
11日目の時点で稀勢の里や若荒雄らと星の差二つ以上ついていたので、白鵬優勝は間違いないとは思っていましたが、13日目に決まってしまうとやはり残念です。そうなれば、幕内の残る二日間の楽しみはやはり稀勢の里の大関取りでしょう。稀勢の里は明日は栃乃若、千秋楽は琴奨菊戦。とにかくいい相撲を期待したい。
十両では1敗勢と2敗芳東の取組があり、勢が土俵際逆転の下手投げからの寄り切りで1敗を死守。明日には新十両優勝を決めそうな雰囲気ですね。
勢は横綱白鵬と体のサイズはほぼ同じで、相撲のスタイルも同じ右の四つ相撲。最後の立ち合い前に、しっかりと足の位置を決め、踏ん張るしぐさど、本人も「横綱を目標にしている」と言っているだけあって、随所に横綱の相撲をしっかりと研究しているのが感じられます。幕下生活が長かった勢ですが、幕下の頃より相撲の厳しさが格段に上がってきているので、このまま一気に幕内まで駆け上がるかもしれませんね。
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