大相撲春場所十二日目を終え、全勝白鵬、2敗隠岐の海という展開は変わらず。
白鵬は今日も厳しい攻めでした。立ち合いは右で張ってのもろ差し狙いでしたが、稀勢の里も左をしっかりと締めていたので、両者左四つに。
しかし、そこからの攻めが速かった。相手より先に上手を取り、前に攻め立ててからの上手投げで稀勢の里を転がしました。とにかく無駄な動きがなく、最後の上手投げも相手の肘をしっかりと極めて、腰を回転させながらの上手投げで、強引さは全くありません。稀勢の里も左を差せば十分に力を発揮する力士ですが、今日は相撲を取らせてもらえませんでした。
白鵬は初日の安美錦戦こそ少しヒヤッとしましたが、その後は万全の相撲内容が続いています。おそらく、ここ数場所中で最も状態は良いのではないでしょうか。明日にも優勝が決まってしまうかもしれませんね。
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