Quantcast
Channel: 尾崎勇気のオフィシャルブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 342

「大相撲九州場所 千秋楽」

$
0
0
九州場所千秋楽、この日注目の琴奨菊―稀勢の里戦は渡し込みで琴奨菊の勝利。 稀勢の里が昨日勝って10勝したことで大関昇進はほぼ確実な状態での取組でしたが、文句なしで昇進するために絶対に勝ちたい一番。相手はこれまで再三、稀勢の里の前に立ちはだかった琴奨菊で、短い相撲でしたが、互いの意地と意地がぶつかり合った好勝負でした。琴奨菊の立ち合いの当たりから休まない一気の攻めは今場所一番の厳しい相撲だったと思います。それにしても琴奨菊、昨日の豊ノ島戦といい、今日の稀勢の里戦といい、直線的に前へ出る馬力はちょっと抜きん出ていますね。来年あたりには優勝や綱取りとなる可能性を感じます。 稀勢の里は三場所通算32勝で目安とされる33勝には一つ届きませんでしたが、今年に入り三役での安定した成績、そして何よりただの勝ち負けだけではなく、日頃から「誠実」に土俵を務めている姿勢が評価されたのでしょう。稀勢の里が一人、大関陣に加わることで大相撲が更に面白くなりそうです。同年代の豪栄道、栃煌山や隠岐の海には稀勢の里に続いてほしい。 ニューフェイスでは栃乃若、碧山の活躍が光りました。両者と体格はもう十分大関級ですので、自分の相撲を磨き、絶対王者として君臨する白鵬に対抗できる力士に成長してほしいです。 その他、来場所はその絶妙な引き技で今場所12勝と活躍した若荒雄、前頭8枚目で9勝した21歳の高安らが上位に上がってきます。高安は先代の鳴戸親方が「稀勢の里級の逸材」と語り、その潜在能力を高く評価していた力士です。横綱大関相手にも、物怖じすることなく、今場所のような荒々しい相撲を取って、土俵を盛り上げてほしいですね。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 342

Trending Articles