大相撲夏場所二日目、結びの日馬富士―妙義龍戦は押し出して妙義龍が勝ち、復活を目指す日馬富士は二日目にして痛い黒星となりました。
今日のポイントは横綱の「張り手」でしょう。日馬富士がよく見せる攻め方で、相手との距離が出来た時に、左から張り手をして素早く相手の懐に入るという動きがあるのですが、今日の妙義龍はこの張り手のウィークポイントを上手くつきました。
張り手によって日馬富士の上体が上がり、脇が甘くなったところを逃さず、一気に相手の懐に入っての押し出しという、さすがは相撲巧者と言う内容でした。スピードがある日馬富士に、速さ負けしない相撲が取れる数少ない力士の一人です。
明日の白鵬戦も楽しみです。妙義龍の2日間の相撲内容もいいだけに、負けられない横綱は明日は立ち合いで数場所前に見せた、あの「右からの強烈なカチ上げ」でくるかもしれませんね。妙義龍はこの白鵬の立ち合いを凌いで、頭を上げずに相手が叩いてくる勝機を逃さなければ、連日の殊勲の可能性もあると思います。
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