大相撲夏場所八日目、今日は東京場所恒例の志ら乃師匠ととも国技館での相撲観戦。
観戦前にこの日の注目の取組を志ら乃師匠に聞いたところ、白鵬―豪栄道、栃煌山―妙義龍の二番と私と全く同じ意見。やはり今場所は境川部屋力士の活躍は目を見張るものがありますからね。
栃煌山ー妙義龍戦は両者とも直線的な押しが強いので、どちらの馬力が勝るのか非常に興味深い一番。短い時間ながら攻守が入れ替わる激しい展開となりました。最後は栃煌山が妙義龍の一瞬のスキをついて肩すかしを決めるという相撲内容。実力者の栃煌山、難敵を退け1敗を死守。
そして結びはまたしても波乱が!両者、右の合い四つだけに今までは白鵬が右四つからの攻めで豪栄道を圧倒していましたが、今日の豪栄道は左を徹底的に締め、横綱の右差しを許しませんでした。
もちろん勝った豪栄道を褒めるべきですが、それにしても白鵬の動きがこれまでの強い白鵬とは全く違っていたことに驚きました。
白鵬は上背はありますが、相手に簡単にもろ差しを許すなんてことは、まずなかったですからね。横綱になり初めて序盤に2敗したことで、心理面での影響が出ているのでしょうか。
しかしこれで優勝争いはかなり面白くなってきました。1敗トップの稀勢の里、鶴竜の大関陣はもちろん、同じく1敗の平幕栃煌山にも優勝の可能性はあるかもしれませんね。
